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夏のおつまみ③ 今宵もシャルドネと [おつまみ]

 2011年の夏は雨が多いですね。
 じっとり、しっとり雨の夜は、よく冷えたシャルドネと酸味の効いたおつまみで過ごしましょう。
 スモークサーモンとフレッシュバジル.jpg
 まずは、スモークサーモンとフレッシュバジル。スモークサーモンはお徳用の切り落としを仕入れました。①クルミ入りライ麦パンが手に入ったので、スライスして軽くトーストし、オリーブオイルをたらします。②その上にクリームチーズをのせます。③さらにスモークサーモンをのせて軽く白コショウ。④フレッシュバジルを添えます。
 この季節、バジルの緑が一段と鮮やかです。一口かじると、ライ麦とバジルの芳ばしい香りにスモークサーモンの濃厚な味、さらにクリームチーズの酸味が全て相まって、思わず笑みがこぼれます。
 ああ思い出す、ミラノの街角にあるエノテカでつまんだあの味です。目を閉じれば所狭しと積まれたバローロ・ワインの木箱、チーズの匂い、皿に山盛りのプロシュット。懐かしい光景がまぶたに浮かびます。
moulin de cassac.jpg
 今夜のワインはフランス産。1000円のがぶ飲みワイン。信頼しているカーブドリラックスの通販http://www.cavederelax.com/で買ったものです。ここは外れがないから安心です。
ササミのゴマ揚げ茗荷ドレッシング.jpg
 ササミのごま揚げ茗荷ソース、というのはいかがでしょうか。①鶏ササミを一口サイズに切り、軽く塩コショウしたうえで、すり下ろしたショウガ、すだち(半分しぼって、半分は飾り用にとっておきます)、黒ごまでマリネし、10分ほど置いてから片栗粉をまぶします。②茗荷を細切りにして冷水にさらしてアクを抜きます。③ボールに、ごま油、オリーブオイル、薄口醤油、白ワイン酢、レモン、砂糖少々を入れて混ぜ合わせます。③に茗荷、ちぎったシソを入れてなじませておきます。④鶏ササミを揚げ、③をからめます。
 ササミですからすぐに火が通ります。片栗粉の効果で外はカラッと、中はしっとり。茗荷のシャキシャキした歯ごたえと紫蘇の香り、鶏を噛むとごまの香ばしさが倍増されて口いっぱいに弾けます。オリーブオイルとごま油の相性は抜群です、調合の比率によって独自の風味が出るのが楽しいです。
 ここでまたシャルドネをぐびり。うまいなあ。肩こりまでほぐれてくるようです。
マグロたたきのキュウリ巻き.jpg
 マグロのたたきキュウリ巻き。素早く作れて、見栄えもいいおつまみの一例です。マグロのたたきの小パックが売っていたので買いました。ネギトロの感覚です。①キュウリをたてに二等分し、中の種のあるところをスプーンでこそぎ取り、軽く塩をしておきます。②ボールに醤油、わさび、刻みネギ、ほんの少しのオリーブオイル、そしてマグロたたきを入れて合えます。①のキュウリのくぼんだところに②の具をのせ、二等分したキュウリをひとつに合わせます。③それを一口サイズに切り、マグロの見える部分を上にして皿に盛り、さらに紫蘇で②を包んで回りに盛りつけます。
キュウリのしゃりしゃり感がマグロのねっとり感と絡み合い、舌の上で踊り出しました。ワルツのリズムです。
 ここで再びシャルドネを一口。さきほどのスモークサーモンとフレッシュバジルのおつまみに手が伸びます。おつまみの複層的な世界。ほどよい酔い心地に誘われ、五感が研ぎ澄まされていく気分です。
黄色いズッキーニの天ぷら.jpg
 黄色いズッキーニの天ぷら。さりげない存在ですが、あるのとないのとでは大違い。ズッキーニは頼りになる舞台役者です。①一口サイズにたてに切り、塩コショウします。②コツの入らない天ぷら粉があれば使いますが、切らしていたので普通の小麦粉で衣をつくり、乾燥ハーブのミックスを入れてみました。衣はさらさらの薄目で。③短時間で、強火で表面がカリッとなるように揚げます。④皿に盛りつけたら、急いでパルメザンチーズをふりかけます。本当はパルメッジャーノ・レッジャーノの塊をすり下ろすと恰好が良いのですが、それは空想の域にとどめます。
 余熱でチーズの香りがたち、噛むとズッキーニのほくほく感がたまりません。もう少しパンチがほしい場合は、黒コショウをガリガリ擦ってかけるとよいでしょう。
 思わずシャルドネをもう一口。つまみを一口。あれもこれも。幸せな夏の夜です。
 
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